読書VS動画 学ぶためにはどっちが良いか?

学習法

こんにちは。やんです。

僕のブログをご覧のみな様は、日頃から学びを絶やさない優秀な方達と思いますが、

普段どういった媒体から情報を得てますでしょうか?

今日は、読書と動画、どっちで学ぶべきかについて、考えてみようと思います。

そもそもの話

賢明なみな様は気づいたかもしれないですが、この記事のタイトルは良くないです。

なぜなら、「読書と動画、どちらが学ぶのに勝っているか?」という問いではなく、

「読書と動画、どう違っているか?」という問いのが遥かに建設的だからです。

ということで今日の結論を先に言っておくと、

読書と動画、どちらかではなく、適材適所でうまく使う

というのが僕の主張です。

とはいえ、「その適材適所とは具体的になんぞや」

という質問に答えられなければ、こんな記事の価値はやっすいピザ生地よりペラペラです。

ということで今日の記事では、適材適所の選び方と、その理由にまで深掘ってお話ししていきます。

動画の特性

まず、動画での学びと読書での学びがどう違うのかを考えるため、それぞれの特性を整理しましょう。

動画学習の特性は、

  • 映像で学べるので、視覚的な情報量が多い
  • 音声がついているので、耳からの情報がある
  • アニメーションなどがあると、楽しく学べる
  • 自分が理解していようがしていまいが、情報は流れ続けていく
  • コンテンツの種類が、まだ書籍よりも圧倒的に少ない

とか、こんなところでしょうか。まだまだ切り口はたくさんあるので、他にも考えられるものはいっぱいありますけどね。

最近は特に人気ですね。
動画といったらYouTubeですが、今はもう何かを学べるコンテンツも増えまくってます。

動画学習が人気な理由は、とにかく「楽」だからだと思ってます。

一度再生ボタンを押せば勝手に映像が動き、音が流れ、楽しいアニメーションも出てくる。

色んな意味で、「楽」です。本を読むのが苦手な人でも、動画なら学習できるって人も、いるはずです。

だけど、コンテンツの数は、人類の歴史の中で考えたらまだまだ多くはないですよね?

めちゃくちゃ専門的な内容のもの(専門家が語っているものとか、論文の内容を深く説明するものなど)はなかなかないです。

簡単にまとめると、
動画学習は色んな意味で、「楽」だけど、種類が少なく、内容も深いものは少ない

ということになります。

読書の特性

次は読書での学習についてです。

読書学習の特性は、

  • 動画に比べて、圧倒的にコンテンツの種類が多い
  • 専門家による著書や報告書、公的な文書などもある
  • 手軽に手を止めて、インプットをやめられる
  • 頭を自らフル回転させないと学びが難しい
  • 情報が文字に偏りがちで、好き嫌いが分かれやすい

とか、こんなところでしょう。あとは、モノとしての価値もありますよね。

美しい本はインテリアにもなったり、読み込んで、書き込んでボロボロになった英単語帳に愛着が湧くとかですね。

コンテンツの種類、深さに関しては圧倒的に本に軍配が上がります。
大昔から文字で情報を書き残してきたわけですから、歴史が違います。

古い本でも現代に通ずる良書はたくさんありますし、

そもそも専門家や超一流の人に書かれたものが、せいぜい数千円出せば見れるわけです。

あと本って、1ページにびっしり文字が書いてあるじゃないですか。
(ライトな本だったらそんなこともないですし、最近は増えてますけどね)

動画では解説の中で間を取ったり、対話形式なら相槌があったりとかで、
意外と言っていることは多くなかったりする場合もあると思います。

それと比べたら、本ってすごい情報量ですよね。だからこそそのびっしり感に嫌になったり、
文字ばっかりのページが続いたら嫌にもなったりすることもありますよね。

「活字ムリ!」って人も少なくないはずです。ちょっと調べたらわかりますが、本を読む人ってかなり限られています。

活字に対する抵抗がある人は本を読むのは難しいですよね。

ということでまとめると、
動画と比較したら読書での学習は大変だけど、内容は多いし深く学べる

ということが言えると思います。

学びを効率化する方法へのアプローチ方法

ここまで動画と読書の特性を語ってきました。

最初の話に戻りますが、こんなに特性が違うのに、学習方法をどっちかに絞るのはナンセンスと言わざるを得ません。

「どっちがいいか?」は、議題としては楽しいですが、生産性はないです。

立てるべき問いは、

「学習効率を最大化するために、どのように動画と読書を使い分けたら良いか」

です。だって目的が学ぶことなんですから。

じゃあその答えはなんなのか?どのように考えるのが良いか?

考えやすくするために、学習効果を構成する要素を分解して、学習効果の高め方について分析してみましょう。

今回だったら、学習効果を以下のように分解できそうです。

このように分解して見えてくるのは、学習効果というのは、

  1. 動画学習のメリットによる効果
  2. 動画学習のデメリットによる効果
  3. 読書学習のメリットによる効果
  4. 読書学習のメリットによる効果

以上の4つの合算で決まるんじゃないかということです。

ということは、

動画学習のメリットによる効果と読書学習のメリットによる効果を多く享受して、

動画学習のデメリットによる効果と読書学習のデメリットによる効果をうまく避ければ、

学習効果は最大化できるということです。

というわけで、さっき僕が挙げた動画と読書の要素を、「メリット」と「デメリット」に分けて考えてみることとしましょう。

実際に分けて整理した図がこれです。

メリットデメリット
動画学習・映像で学べるので、視覚的な情報量が多い
・音声がついているので、耳からの情報がある
・アニメーションなどがあると、楽しく学べる

→簡単な内容を、音と映像によりわかりやすく、楽しく学べる
・自分が理解していようがしていまいが、情報は流れ続けていく
・コンテンツの種類が、まだ書籍よりも圧倒的に少ない

→多くのコンテンツから、専門的な内容を、深く理解していくのには向かない
読書学習・動画に比べて、圧倒的にコンテンツの種類が多い
・専門家による著書や報告書、公的な文書などもある
・手軽に手を止めて、インプットをやめられる

→多くのコンテンツから、深い内容を、考えながら学んでいける
・頭を自らフル回転させないと学びが難しい
・情報が文字に偏りがちで、好き嫌いが分かれやすい

→文字が多く、内容も難しいと理解が難しくなりがち

要するに、この表で、左側のものは多く欲しいし、右側のものはできるだけ避けたい。

それを意識して動画と本を使い分けることで、学習効率が上がる ということになります。

どうでしょう?「学習効率を最大化するために、どのように動画と読書を使い分けたら良いか」という漠然とした問いから、

一気に具体的に見えるものが多くなったと思いませんか?

ではこれを元に、学習に最適な動画と読書の使い分け方法を深掘っていきましょう。

動画と読書 学びを最大化する使い分け方法

さっきの表を再掲します。

メリットデメリット
動画学習・映像で学べるので、視覚的な情報量が多い
・音声がついているので、耳からの情報がある
・アニメーションなどがあると、楽しく学べる

→簡単な内容を、音と映像によりわかりやすく、楽しく学べる
・自分が理解していようがしていまいが、情報は流れ続けていく
・コンテンツの種類が、まだ書籍よりも圧倒的に少ない

→多くのコンテンツから、専門的な内容を、深く理解していくのには向かない
読書学習・動画に比べて、圧倒的にコンテンツの種類が多い
・専門家による著書や報告書、公的な文書などもある
・手軽に手を止めて、インプットをやめられる

→多くのコンテンツから、深い内容を、考えながら学んでいける
・頭を自らフル回転させないと学びが難しい
・情報が文字に偏りがちで、好き嫌いが分かれやすい

→文字が多く、内容も難しいと理解が難しくなりがち

デメリットのマス目に入っているものは避け、メリットのマス目に入っているものは積極的に取りに行く方法が良い方法と言いました。

さっき動画と読書の特性を比較した時、

「動画は簡単で、読書は難しい」という大まかな特徴が見えましたよね?

ということは、

簡単な内容を、音と映像によりわかりやすく、楽しく学びたい時のみ動画で学び、

多くのコンテンツから、深い内容を、考えながら学んでいきたい時のみ読書で学ぶ

と使い分けるのが最適という答えが出ました。

端的に言い換えれば、

「苦手なものは動画で楽に、概要から学び始めて、得意になったら読書で深く広く学べばいい」

ってことです。

端的に言ってしまえば、

「苦手なものは動画で楽に、概要から学び始めて、得意になったら読書で深く広く学べばいい」

ってことです。

もちろんこんなにシンプルなルールが、いつでも絶対に正しい使い分け方だなんてことはないですが、

かなり色んな状況で参考になる指標のはずです。(だってあんなにロジカルに問いに答えたんだから)

僕自身、この使い分けははめちゃくちゃ意識しています。

例えば自分が今までよく分かってなかった「歴史」について勉強したいとき、

いきなり分厚くて「江戸時代後期の鎌倉について書きました」みたいな専門的すぎる本、絶対手を出しません。

最初は動画でかる〜く、古代から現代までの流れを掴めるものをたくさん見ます。

そこから、だんだんと詳しい内容の動画を開拓していって、少しづつ本に手を出します。

逆に、好きで詳しいことは、専門的で活字だらけの本でも読みます。というか、絶対動画なんて見ません。

こういう場合は、むしろ動画では学習効率が落ちるんですよ。

動画は最近になって急速に一般化した媒体で、読書の積み上げてきたコンテンツ量に勝てるわけありません。

それはつまり、「その道のプロ」みたいな権威が作り上げた有益な情報量も、動画<<<本

ってことですしね。

あとは、読み飛ばすのも本のが簡単です。必要なところに、さっとページをめくってアクセスできますから。

動画は、既に分かっているところをいちいち飛ばすのは面倒ですしね。

長々と語ってきましたが、

「苦手なものは動画で楽に学び始めて、得意になったら読書で深く広く学ぶ」ことが最適ということが伝わったでしょうか?

まとめ

今日の話は、「学習は動画と本、どちらが良いか?」ではなく、
効率的に学ぶためにはどのように使い分けるべきかについてお話しました。

是非、苦手なものは動画で楽に、概要から学び始めて、得意になったら読書で深く広く学んでみてください。

本や動画を効果的に使い分けられるようになったら、そこから本質を見抜いて身につけていきたいところです。

話が長くなりすぎるので今回はお話しませんでしたが、

「本質を学ぶためには動画と読書をどのように使い分けるか?」なんかも今後お話しようかと考えています。

需要があればお話しようかと思いますので、気になる方は教えてくださいね。

今日はここまで。ではまた。

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