「情報が価値を持つ」のはどんな状態か、言語化できますか?

価値を創る

こんにちは。やんです。

例えば、

  • 誰かのためになる良質なブログ記事を書きたい
  • 友達から悩みを相談されたけど、感謝されるような返答をしてあげられない
  • 以前した失敗と似たような失敗をまたしてしまう

ということ、ありませんか?

こういったさまざまな悩み、どれも別々の原因がありそうですよね。
でも実は、これら全てに共通している要素があります。

ということは、これらの悩み全てを解決するために役に立つ、応用がきいて汎用性の高い能力というものがあるということです。

それは一体なんでしょう?

答えは、「再現性のある情報を生み出す力」です。

ということで今日は、自分の考える能力を向上させ、新たな価値を生み出すことのできる、この本質的な能力の話をしようと思います。

再現性とは?

早速、先ほど「再現性のある情報を生み出す力」が重要という結論をお話ししました。

「なるほど、そうなのね。今日も新しいこと学んだわ〜」ってページを戻ろうとするのはやめてくださいね。

というのも、こういった本質的な能力って、こうやって結論だけを教えられても全くと言って良いほど何も身につくことはないからです。

その裏にある仕組みや真意を自ら読み取ろうと思考することで少しづつ身に付きます。

ということで、「再現性」ってなんぞや というところから理解することにしましょう。

「再現」って言葉は馴染みがありますよね?「本物を再現する」とかいう表現で、使ったりします。

この「再現」という言葉は要するに、「何かしらのモノや現象を、もう一度同じように発生させる」みたいな意味です。

ということで「再現性」っていうのは、「何かしらのモノや現象を、もう一度同じように発生させる」性質があるもの
という理解で問題ないです。

つまり、「再現性のある情報を生み出す力」というのは、

「一度あったことを、もう一度起こせる情報を生み出せる能力」がある

といえます。

なぜ再現性が必要か?

よく自己啓発本とかにあるんですが、

「人生成功のための方法を教えてやるぜ!それは、〇〇をすることだ!」

みたいなの、あるじゃないですか。

ああいった情報を否定するつもりもないし、一定の価値はもちろんあると思ってます。だけど、その方法って、自分が同じようにやったって、本当ような成功が手に入るでしょうか?

例えば、野球の才能が全くない人が、

スーパースターで天才の「毎日素振り1000回したら上手くいった」

というアドバイスを間に受けて毎日練習したって、同じスターにはならないでしょう。

だって、才能が全くないんだから。

こういったアドバイスを、「再現性が低い」と言います。

人によって育ち方も違えば考え方も違うし、持って生まれたものも違う。要するに、条件が違いすぎるんです。

こういったことを全部無視した「素振り1000回しろ」というアドバイスは、再現性が低くなるのは当たり前ですよね?

再現性が低い情報にも価値はあるとは思いますが、アドバイスとして聞くなら、端的に言えば役に立ちません。

逆に、再現性が高いアドバイスは非常に参考になります。

例えば、「記憶を長く留めたいなら、こまめに復習しろ」とかは、再現性が高いです。

このアドバイスは、脳の海馬などに関する研究によって明らかにされたもので、我々と同じ人間である被験者がたくさんいるはずです。

スーパースターが言う「素振り1000回しろ」よりも、信頼できますよね。

横道にそれますが、ここで質問です。「再現性の高い情報」って、どんなものが想像できますか?少し考えてみてください。

どうでしょう?何か思いつきましたか?

僕としては、再現性の高い情報源は、論文が真っ先に思い付きます。さっきの記憶に関する研究だって、論文でまとめられたものから、僕たち一般人がありがたく勉強しているわけです。

論文というのは「科学的」に情報を整理して書かれます。

「科学的」というのは、「誰がどうやっても、同じことがもう一度できる」という意味合いを本質的に持っています。
反論の余地ができるだけ無いように作られているんです。

さっきの野球の例は、1000回素振りをしたスーパースター1人の意見だから、再現性に疑問があります。

だけど、このやり方を10000人に試してみて結果を調べたという研究があったらどうでしょう?


もし「10000人のうち8000人は野球がうまくなった」という結果が出たら、「1000回素振りしろ」というアドバイスは再現性が高いと言えますよね?

スーパースターが言うアドバイスと、研究が示す情報を比べたらわかるように、情報が持っている再現性にはばらつきがあります。

再現性の高い情報は、それはすなわち、他人にも同じことが言える情報だということです。

自分の持つ情報が他人にも同じことが言えるということは、
他人の行動や結果に変化をもたらすことができるということです。

だから、自分が持つノウハウ・スキルに再現性を持たせる能力は、
それは他人に影響を与えられる情報を持っているという、強力な武器になります。

どうでしょう?再現性の大切さは伝わりますでしょうか?


しかし実は、このように他人に価値を与えられるという意味で再現性の意識するのは重要なのですが、再現性の効果はそれだけではないです。

再現性を高める能力は、自分の学習スピードも上げることができます。

例えば、外出の時に財布を忘れてしまった時のことを考えてみましょう。


これについて、「財布を忘れた原因は○○だ」という風に理解できれば、次から同じ原因で財布を忘れることは防げますよね?

これは、「財布を忘れることを再現できる状態になった」ということです。つまり再現性があります。

今回の「忘れものをした」という経験に、再現性を持たせたのです。
(当然ですが、この情報は他人に価値を与えられるアドバイスにもなっています)

このように、再現性を高める能力を鍛え生活の中で応用することで、
勝手にハイスピードで学んでいけるようになります。

冒頭でお話しした、

  • 誰かのためになる良質なブログ記事を書きたい
  • 友達から悩みを相談されたけど、感謝されるような返答をしてあげられない
  • 以前した失敗と似たような失敗をまたしてしまう

といった場面は、いずれも情報に再現性を持たせることで解決できます。

誰かのためになるブログ記事は、その「誰か」にも当てはまる状態まで、自分の情報の再現性を高めます。

友達の悩みは、その友達にとっても同じことが言えるように。

自分がした失敗は、その経験の持つ再現性を高めてしまえば、後はそれを避けるだけです。

再現性の威力と適用できる範囲の広さ、伝わりましたか?

ということで、まとめると、
再現性が大切なのは、他人に価値を与えられるし、自分の成長スピードも加速させられるから、
という話でした。

非常に応用の利く能力だと思いますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

今日の話のまとめです。

再現性とは「一度あったことを、もう一度起こせる」という状態でした。

ということで当然、情報に再現性を持たせられる能力がある人は、
他人が役立てられる、価値ある情報を作れる人ということになるので、大事だよという話でした。

ブログや仕事、人付き合いの中で再現性のある情報を作り出すイメージはつきましたでしょうか?

今日の話では再現性の高い情報として論文や研究を挙げましたが、
とはいえ困りごとをいちいち全部論文で調べていたら、人生終わってしまいます。

しかも、研究がまだされていないとか、そもそも調べようが無いことだって無限にあるわけです。
論文だけを頼るわけにはいきません。

だけど僕たちは、整理しようもなく、変化し続ける複雑な現実の中でも、学んでいく必要があります。

じゃあ一体どうしたら良いんでしょう?

実は論文以外でも再現性の高い情報はあるし、自ら作っていけます(これが大事です)。

この能力を鍛えることができたら、「1000回素振りしろ」といった世の中の再現性の低い情報から、
本質を見抜いて自分でその情報を加工し、再現性の高い状態にすることで、勝手に自分で学べるということです。

実際今日の話も、僕自身が日頃生活するなかで得たことを加工し、
再現性を高めたから、
多くの人に役立つであろう普遍的な能力をご紹介する記事が書けているわけです

しかし一体どうしたら、世の中の情報を、「再現性が高い状態=役に立つ」
という状態に自ら加工できるのでしょうか?

再現性があり、価値ある鋭い情報を自ら創り出す能力について、
需要がありましたらさらに詳しくまとめようかと思います。

ではまた。

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