「優秀」や「成長」の大前提になる能力

思考法

こんにちは。コンサルタント やんです。

いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

せっかくだったら優秀になりたいし、そのためには効率よく学んで成長したいですよね。

現代は知識社会です。やっぱりある程度、地頭の良さなどは求められる場面が多いと思います。

今日の話を最後まで読むとは、以下のようなことがわかるようになってます。

  • 優秀な人や成長が速い人が持っている能力
  • その能力を身につけるために大前提となる考え方

僕が社会に対して提供したい価値=「思考リテラシー」の根幹にがっつり関わるものなので、

個人的には超重要なものだと考えています。

成長していける優秀な人が持っている能力

さっそくですが、結論です。

早々に成長して、優秀になっていける人たちが持っている人が共通して持っている能力は、自分で考える力です。

よく考えてみれば、これは当たり前のことです。

自分で思考する能力はどんな場面でも使えないことはない。この能力がある人とそうでない人では雲泥の差が開くのは当たり前です。

両者の違いを、いくつか例を出して考えてみましょう。

例えば、過去の失敗や、上司からのアドバイスを聞いて、それに対して自分で思考できる人はどのくらい成長できるでしょうか?

もちろん、その人の能力次第なところはありますが、

聞いたことや体験したことから自分でその体験・情報を加工し、多くを学びます。

要するに、勝手に成長して、どんどん優秀になっていけるんです。

一方、自分で思考できない人はどうでしょう?

自分で思考できない人は極論、失敗やアドバイスから何も学びません。

だって、失敗の原因を考えられないから。

上司のアドバイスだって、

  • 「自分にも当てはまるか?」
  • 「いつ使えてどういうときは効果的ではないか?」
  • 「このアドバイスはどう解釈したら自分にも学びになるか?」

とか、そんな風な思考もできません。

要するに、体験や情報をそのままの状態でしか受け取れないんです。

10聞いて10学べる人と、10聞いて1しか学べない人だったら、成長スピードが違うのは明らかですよね?

ということで、思考する能力は学びのスピードが速くし、高速で自分を優秀にしていくということです。

今度は別の例です。

自分で思考できる人とそうでない人で、学んだことを活かして、
新たな価値を生み出していけるかどうかについて考えてみましょう。

自分で思考できる人は、既存のアイデアから学び、それらを組み合わせます。

そうすることで、この世にまだ生まれていない新しい価値を生み出すのです。

あなたは、スティーブ・ジョブズによるiPhoneのプレゼンをご覧になったことがあるでしょうか?

あのプレゼンの中では、

  1. 大型画面のiPod
  2. 画期的な携帯電話
  3. 画期的なインターネット通信機

「この3つを1つにしたのがiPhoneだ」という内容で、観衆を沸かせてます。


(まだご覧になったことが無い方は、ぜひ後で見てくださいね。
「優秀な人」の代名詞と言っても過言ではないジョブズが、思考によって価値を生み出していることを理解できるはずです。)

この3つの機器やテクノロジーは、すでに世の中に存在している、言わば「既存のアイデア」なわけです。

しかしジョブズは、それらを効果的に組み合わせることで、新しい価値(iPhone)を創り出していると言えます。

このように、自分で思考できるということは、学んだ既存のアイデアから、新たなアイデアを生み出し、価値を創っていけるということです。

一方、自分で思考できない人はどうでしょう?新しい価値を生み出せるでしょうか?

当然ですが、ほとんどできないでしょう。

既存のアイデアを知って、学んでいくことはできますが、そこから思考ができないので新しいものは生まれません。

要するに、二番煎じで戦うしかないということです。

ここで、価値をわかりやすく捉えるために1つの公式をご紹介します。

価値 = 与えられる良いインパクト × 希少性

価値は、「良いものであるかどうか」と、「それが珍しいかどうか」に依存しています。

新しい、自分オリジナルのものを生み出せないということは、希少性のあるものは創れないんだから、アウトプットできる価値は小さくなるのは必然です。

まとめると、自分で思考できない限りは学んだことから新しい価値は生み出せないし、生み出せる価値は小さくなるということです。

というわけで、ここまで2つの例を使って思考できる人とそうでない人の具体的な違いをご紹介してきましたが、

思考できる人はそりゃ成長するし、優秀にもなるなということが伝わりましたでしょうか?

とはいえ、自分で思考できない人は大勢います。簡単ではないです。

小学校・中学校・高校で普通に教育を受けてきたら、「自分で思考しよう」と考えられる人のが少ないと思います。

例にも洩れず、実は僕も以前まで全く自分で思考できませんでした。

自分で思考できないとどのような不利益や失敗を起こすかを、僕の過去をさらけ出してご説明し、より思考の大切さを学んでいただこうと思います。

と、その前に、大切な話をします。

「思考できないから思考しよう!」ではなく、「なぜ思考できないのか?」を捉えたら、思考できるよう、自分で変えていけるようになりますよね?

ということでここからは、思考できない本質的な原因についてお話しします。

思考の大前提となる重要な考え方

「思考は大切だから、明日から思考しよう」ってほど簡単では無いので、思考できない原因について考えてみましょう。

思考できないのはなぜでしょう?

どんな行動でも、その必要性を感じないと、なかなかできないですよね?

それと同じで、思考できない人は、思考する必要性を知りません。(おそらく、「自分は思考していない」と自覚するのも難しいでしょう)

思考する必要性を感じないのは、自分が考えたって何かがわかると思ってないのが理由でしょう。

つまり、

自ら思考しない理由は、「自分の中に答えは無いから、自分の外側から得よう」という潜在意識にあります。

そしてその根本的な原因は、「そもそも何か絶対的な正解がある」と考えているからです。

もう、情報に対する態度に原因があるということなんですよ。

だけど、そういった状態になるのも無理はないと思います。

だって、学校教育では正解を求められるから。

それだけを追い求めてきたら、「正解があるのは当たり前」と考えるようになって当たり前です。

さらに大人からはその「正解を出す能力」として、テストの点数で評価されます。

もし成績が悪ければ、「自分は正解をもっていないんだ」と考えるのは必然です。

このような考え方が染みついたら、そりゃ何か学んだり、新しい何かを創ったりしようと挑戦したって、

「何が正解だ?」

「誰が正解を教えてくれる?」

「何を見たら正解が載ってる?」

と外部に正解を求めて、自分で思考はできなくなります。

だけど、現実はこれではうまくいきません。

だって、正解は無いから。

学校で習った勉強とは違って、現実は複雑です。

偶然で決まったり、コントロールできないものもあります。人によって才能や育った環境など、条件も違いすぎる。

複雑な現実の中に、絶対的な正解を求めるのは無理なんですよ。

結局、「この情報は自分にどのくらい当てはまって、どこが違っていて、どうその情報を活かせば成長につながる?

のように、自分で考えないといけないんです。

理不尽ですけど、これが現実です。

だけど、今日の話で、思考できない原因はわかりました。

まずは、「世の中に正解はない」ということを知ること。

そして、「正解はないんだから、自分で創っていく必要があるし、創ることができる」と考え方をシフトすることです。

とにかく、この「思考するための態度」を身につけるところがスタートラインです。これを真に身につけられなければ、何をやったってなかなかうまくいかない。

さっきお話しした通り、自分で思考できる人とそうでない人では結果が違いすぎますから。

だから何においても、まずこの考え方をとにかく身につけましょう。これが思考の大前提です。

ここまで、思考以前に必要な考え方を偉そうに語ってきた僕ですが、

僕も以前は、自分の中に正解があると思いこみ、実は正解がないこの現実とのギャップにめちゃくちゃ悩まされました。

ということでここからは、「思考するための態度」を持ってないと具体的にどのような不利益や失敗を被るかを、

僕の大学時代の失敗事例から読み取っていただきますです。

例にも洩れず、僕は小学校・中学校・高校で,

「何事にも正解が存在し、自分の中に正解はないんだから先生や本から勉強するしかない」
という固定観念を持っていた生徒の一人でした。

実際高校までは、勉強したらそれがある程度そのまま成績や評価に反映されます。

高校までにこの固定観念をしっかり身につけて、大学に進学しました。ここからが地獄です。

高校を卒業し大学生になってからというもの、僕は建築を専攻しました。

しかし、建築の勉強ですが、これがとにかくわからん。

というのも高校までの勉強と、大学からの勉強は性質が全く違ったからです。

高校までの勝負は、自分の外側にある正解をいかに蓄積して、テストでそれをアウトプットできるかの勝負。

しかし大学では、人によって善し悪しの分かれる建築を扱います。

いきなり「この敷地に建てる建築を考えろ」と言われたって、できるはずありません。

だって、「正解は自分の中にない」と思っているんですから。

だから自分の外側に正解を求めます。でも、先生は教えてくれません。本だって、正解を教えてくれません。

先生や本は、正解を教えられないんですよ。だって、絶対の正解となる建築はないから。

教えられるのは、自ら考えて、自分の中にある答えに近づいていくためのヒントだけです。

だけど、僕は当時、「自分で思考して、自分の中の答えを見つけよう」なんて発想、当然できるわけはありません。

先生の話を聞いても、「正解は教えてくれないなぁ」と思って、何も学ばず、成長できず。

本を読んで得た知識を組み合わせて、新しいアイデアを生み出すなんて当然できず。

全く建築がわからないまま、数年を過ごし、自信を失うことになってしまいましたとさ……

はい。ということで僕の失敗談はこのくらいにしときます(辛い過去は思い出すのもしんどい…)。

この話から、

  • そもそも建築というものに絶対の正解がないと知らなかった。
  • 自分の中に答えとなる建築があると知らず、思考して見つける必要性もわからなかった

といった「思考のための態度」の不足のせいで、

成長機会を活かせず、新しい価値も創り出せず、多くの時間を無駄にしたということが言えます。

「思考のための態度」を身につけるか否かで、こんなにも違いがあるということが、伝わるかと思います。

あなたは僕みたいな経験をせずに済むよう、今日の話を踏まえ、思考する大前提となる大切な考え方を身につけていただきたいです。

自分で考えられないとこうなります。

今日のまとめです。

自分で成長していくための能力は、「自分で考える力」ということでした。

自分で思考する力は学びのスピードを加速させるので高速な成長につながりますし、

二番煎じではない新たな価値を生み出すこともできるということでした。

そして、それを可能にするための、大前提となる姿勢は、「正解はない」「自分で答えを創る」というものです。

今日の記事を読んでいただいた方、ありがとうございます。

「思考する前に必要となる、大事な考え方はわかった。
でも具体的にどうしたら、成長を加速させたり、新しいアイデアを生み出せるの?」

と思われた方。

正解はないです。だから、自ら学び続けることが必要です。

これからも「思考リテラシー」と鍛える発信をしますので、参考にしてくださいね。

ではまた。

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